概要
生態と外見
爬虫綱は、乾燥した「角質鱗 (かくしつりん、ケラチン製のうろこ)」で皮膚を覆われた変温脊椎動物。陸上産卵 (羊膜卵) を共有し、ワニ・トカゲ・ヘビ・カメに加え、現存では孤立した分類群のムカシトカゲを含む。鳥類を除いた狭義の「爬虫類」は系統的には側系統群 (一部子孫を除いた寄せ集め) で、近年は鳥綱を含めて「竜弓類」と扱う見方もある。
他分類との違い
両生綱が皮膚呼吸と水中産卵に依存するのに対し、本綱は完全な陸上適応を達成。鳥綱とは羽毛・恒温性で分かれるが、骨格・呼吸器系の類似性は高い。哺乳綱とは表皮の毛・乳腺の有無で対比される。
名前の由来
ラテン語 reptilis (這うもの) に由来。地を這う動きが特徴とされ、18 世紀の Linnaeus 分類で命名された。
興味深い特徴
性決定の多くは温度依存型 (TSD、卵が孵化する温度で雌雄が決まる) で、地球温暖化の影響を直接受けるグループとして注目される。心臓の心室分隔も完全 (ワニ類) ・不完全 (他) で多様。
明日使えるうんちく
ウミガメは卵が約 29℃以上で全部メス、29℃以下で全部オスになる。砂浜温度が 1℃上がるとオスがいなくなる海域も実際に観測されていて、爬虫類は気候変動の「最前線生物」。
この説明は役に立ちましたか?
下位分類
3件この分類の生物
31種同じ門の他の綱
脊索動物門(門) の他の綱分類ツリー
分類ツリーを見る
爬虫綱 の分類階層を樹形図で確認する
