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CLASS

ヒトデ綱(ひとでこう)

Asteroidea
動物界棘皮動物門ヒトデ綱

概要

生態と外見

ヒトデ綱は、棘皮動物門 (きょくひどうぶつもん、5 放射相称と石灰質の小骨片 ossicle を持つ動物のグループ) のうち、5 本 (種により 6-40 本) の腕を放射状に伸ばす星形のクラス。腕の裏側には「管足 (かんそく、tube feet、水管系から伸びる伸縮自在の吸盤付きの足)」が並び、これで岩面を歩き貝を引き剥がす。海産のみで陸水には進出していない。

他分類との違い

クモヒトデ綱 (Ophiuroidea) が腕と体盤の境界が明瞭で腕が独立して蛇行運動するのに対し、本綱は腕の付け根が体盤と滑らかに連続し、移動は管足で行う。ウニ綱 (Echinoidea) と異なり腕は球形にまとまらず、ナマコ綱 (Holothuroidea) と異なり骨片が密に連結して固い体壁を作る。

名前の由来

ギリシア語 aster (星) + eidos (姿) で「星の姿の者」。和名「ヒトデ」も漢字で「海星」と書き、同じ天体の星に見立てた命名。

興味深い特徴

ヒトデは胃を口から外へ反転させて獲物の体内に直接消化液を注ぐ「体外消化」を行い、自分の口より大きな二枚貝も殻の隙間から消化吸収する。腕が切れても再生し、種によっては切れた腕 1 本から個体が再構築される。オニヒトデの大発生はサンゴ礁を食い荒らす被害として知られ、駆除には体内に酢酸を注入する方法が用いられる。

明日使えるうんちく

ヒトデは血管を持たず、体内に張り巡らされた「水管系」が体液の循環と運動を兼ねている。海水をそのまま体内循環液として使う構造のため、淡水域には適応できず、海水温・塩分の変化に極めて敏感である。

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下位分類

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この分類の生物

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