概要
生態と外見
有鱗目オオトカゲ科の大型のトカゲで、全長 1.5〜2 m 級 (大型個体はより大きい)。オオトカゲ類の中でも特に大きくなる種の一つで、長い首と力強い尾、鋭い爪を持つ。南〜東南アジアの河川・マングローブ・湿地など水辺に広く生息し、泳ぎが巧みで、魚・カエル・鳥・卵・腐肉まで幅広く食べる。
他分類との違い
同属 Varanus のコモドオオトカゲ V. komodoensis が現生最大のトカゲであるのに対し、本種はそれに次ぐ大型種で、より水辺に依存し泳ぎに優れる点で異なる。アガマ科やイグアナ科と異なり、オオトカゲ科は二股に分かれた長い舌で化学物質を探る点が特徴的。
名前の由来
学名 Varanus salvator の Varanus はアラビア語 waran (オオトカゲ) に由来し、salvator はラテン語「救う者」を意味するが、命名の意図には諸説がある。和名「ミズオオトカゲ」は水辺を好むオオトカゲであることを、英名 Water monitor も同様に水辺への依存を表す。
興味深い特徴
長く二股に分かれた舌を出し入れして空気中の匂い分子を集め、口の中のヤコブソン器官で分析することで遠くの餌や腐肉を探知する。泳ぎが得意で、危険を感じると水中に潜って長時間身を隠すことができる。都市近郊の運河などにも適応し、人の生活圏でも見られる。
明日使えるうんちく
東南アジアの都市部では、公園や運河に生息する個体が観光客に親しまれる一方、家禽を襲うこともあり人との関わりが深い。適応力が高く広い分布を保っている。死肉も食べる掃除屋としての役割も担う。
基本情報
Varanus salvator
ワラヌス・サルワトル
Asian water monitor
アジアンウォーターモニター
1.5〜2 m(全長)
10〜20 年
肉食(腐肉も食べる)
昼行性
水辺・マングローブ・湿地
南アジア・東南アジア
