概要
生態と外見
ワニ目ガビアル科の大型のワニで、全長は雄で 4〜5 m 級に達し、細長い吻 (ふん) が最大の特徴。多数の鋭い歯が並ぶ細い吻は魚を捕らえるのに適し、成体はほぼ魚食に特化する。インド亜大陸 (インド・ネパール) の流れの速い大河に生息し、現在は限られた河川に分断的に残る。
他分類との違い
クロコダイル科やアリゲーター科の幅広い吻と異なり、本種は極端に細長い吻を持つ点で一目で区別できる。この細い吻は大型獣を捕らえるのには向かないが、水中で素早く横に振って魚を捕らえるのに適している。同じく細い吻を持つマレーガビアル Tomistoma schlegelii とは外見が似るが系統的位置をめぐり議論があり、本種は伝統的にガビアル科として扱われる。
名前の由来
学名 Gavialis gangeticus の gangeticus は分布の中心であるガンジス川 (Ganges) に由来する。属名・英名 Gharial は、成熟した雄の吻先端にできる壺 (ヒンディー語 ghara) のような膨らみに由来するとされる。和名「インドガビアル」は分布地と属名の音写による。
興味深い特徴
成熟した雄は吻の先端に ghara と呼ばれる球状の膨らみを発達させ、これは音や泡を出す求愛のディスプレイに関わると考えられている。陸上では脚が体を支えにくく歩行が苦手で、ほとんどの時間を水中や水際で過ごす点も特徴的。
明日使えるうんちく
かつてインド・パキスタン・バングラデシュ・ネパールなどの大河に広く分布した。雌が産んだ多数の卵を孵化後に雄が見守る行動が観察されており、ワニ類の親による保護行動の研究対象にもなっている。
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基本情報
学名
Gavialis gangeticus
学名(カナ)
ガウィアリス・ガンゲティクス
英名
Gharial
英名(カナ)
ガリアル
大きさ
3〜5 m(全長)
分布
流れの速い河川(インド亜大陸)
見られる施設
施設情報は施設別ページから確認できます。
写真
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