英名
Eastern diamondback rattlesnake
英名(カナ)
イースタンダイヤモンドバックラトルスネーク
生態と外見
有鱗目クサリヘビ科マムシ亜科の大型の毒ヘビで、全長 1.5〜2 m 級とガラガラヘビ類で最大級。背に黒く縁取られたダイヤ (菱形) 模様が並び、尾の先に脱皮殻が積み重なってできた「ラトル (がらがら)」を持つ。アメリカ南東部の松林・低木林・砂地に生息し、待ち伏せ型でネズミ・ウサギ等の小型哺乳類を捕食する。
他分類との違い
同属 Crotalus の他のガラガラヘビ類と比べ、本種は体格が大きくダイヤ模様が明瞭。コブラ科の神経毒主体のヘビと異なり、クサリヘビ科マムシ亜科の本種は組織を破壊する出血毒 (タンパク質分解酵素を含む) を主体とする。鼻と目の間の左右に赤外線を感じるピット器官 (頬窩) を持つ点はマムシ亜科に共通する。
名前の由来
学名 Crotalus adamanteus の Crotalus はギリシャ語 krotalon (がらがら鳴る楽器) に由来し、尾のラトルを表す。adamanteus はラテン語で「ダイヤモンドの・硬い」を意味し、背のダイヤ模様にちなむ。和名「ヒガシダイヤガラガラヘビ」は分布 (米南東部) とダイヤ模様、ラトルをそのまま表す。
興味深い特徴
尾のラトルは脱皮のたびに角質の節が一つ増える構造で、これを高速で振動させて警告音を発する。顔のピット器官で温血動物の体温を感知し、暗闇でも獲物の位置を捉えられる。毒はタンパク質分解酵素を含み、組織の破壊と内出血を引き起こす出血毒が主体で、咬まれると重篤になりうる。
明日使えるうんちく
ラトルの音は獲物を脅すためではなく、踏まれそうな大型動物への警告として進化したと考えられている。捕獲イベント (ラトルスネーク・ラウンドアップ) と呼ばれる地域行事の対象になることもあり、その是非が議論されている。
この説明は役に立ちましたか?