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レッドクロウ(れっどくろう)

Cherax quadricarinatus

基本情報

学名

Cherax quadricarinatus

学名(カナ)

ケラクス・クァドリカリナトゥス

英名

Redclaw crayfish

英名(カナ)

レッドクロウクレイフィッシュ

大きさ

20〜25 cm(体長)

体重

300〜500 g(最大600g)

食性

雑食(水草・有機物・小型動物)

生息環境

熱帯〜亜熱帯河川(止水〜緩流域)

分布

オーストラリア北部〜パプアニューギニア南部

生態と外見

ザリガニ科 (Parastacidae) ケラクス属の大型ザリガニで、体長 20〜25 cm 級・体重 300〜500 g 級 (最大 600 g の記録あり)。雄は鋏 (chela) の外縁に鮮明な赤色の膜状帯を持ち、和名・英名の由来となっている。雌は鋏の赤帯を欠くか不鮮明。オーストラリア北部 (クイーンズランド州・ノーザンテリトリー) からパプアニューギニア南部にかけての熱帯〜亜熱帯河川に自然分布。雑食性で水草・有機物・小型動物を採食、止水〜緩流域を好む。

他分類との違い

南半球の Parastacidae 科に属し、北半球のアメリカザリガニ科 Procambarus・カンブルス科 Cambarus・アスタコス科 Astacus とは大陸分離前のゴンドワナ起源を反映した系統的隔絶を持つ。同属のヤビー Cherax destructor と比べ大型で熱帯適応に偏る。ヤビーは温帯適応で穴掘り行動が顕著。アメリカザリガニとは鋏先端の赤色帯 (本種は外縁、アメリカザリガニは指先) で識別される。

名前の由来

学名 Cherax quadricarinatus の属名 Cherax はギリシャ語 charax (杭・牙) に由来し甲殻類の硬い形質を指す。種小名 quadricarinatus は「4 本の隆条 (carina) を持つ」を意味し、頭胸甲背面に縦走する 4 本の隆条 (4 keels) からの命名。von Martens により 1868 年に記載。和名「レッドクロウ」は英名 redclaw の音写で、観賞用・養殖用流通名として定着した。

興味深い特徴

熱帯〜亜熱帯適応のため低水温に弱く、水温 10℃ 以下で活動を停止し、5℃ 以下で致死。これは温帯のアメリカザリガニとは大きく異なる生理特性。1980 年代以降、北部オーストラリア・東南アジア・中南米で養殖が拡大し、世界の淡水ザリガニ養殖の主要対象種の一つになった。アクアリウム愛好家向けにも青色変異 (blue redclaw) など多様な色彩個体が流通する。

明日使えるうんちく

雌雄判別が容易で、雄の鋏外縁の赤帯が成熟の指標となるため養殖管理上扱いやすい。日本では 2020 年代に観賞用流通が増えたが、低水温で野外越冬が困難なため定着リスクは比較的低いとされる (環境省 2022 年特定外来生物指定見送り)。クルマエビと同様にカロテノイドで体色が変動し、餌料を変えると赤帯の鮮やかさが調整できる。

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Aquaculture of redclaw crayfish Cherax quadricarinatus

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