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アカウミガメ(アカウミガメ)

Caretta caretta

概要

生態と外見

カメ目ウミガメ科の中型海産カメで、甲長 80〜110 cm・体重 80〜200 kg 級。背甲は赤褐色で、頭部が他のウミガメより相対的に大きく「Loggerhead (丸太頭)」の英名はこれに由来。世界中の温帯・亜熱帯海域に分布し、日本の太平洋沿岸 (静岡・和歌山・宮崎・屋久島) は北太平洋系の主要産卵地。成体は肉食〜雑食性でカニ・貝類・クラゲ・魚類を捕食。IUCN レッドリストでは Vulnerable (VU) 評価 (2017 年再評価)。

他分類との違い

同科のアオウミガメ Chelonia mydas と並ぶ日本沿岸主要種で、本種は強力な顎で硬殻甲殻類・二枚貝を破砕できる点が形態学的特徴 (アオウミガメは草食で顎が鋸歯状)。タイマイ Eretmochelys imbricata と比べ甲羅鱗板の重なり (覆瓦状) が顕著でなく、頭部の前額板が 2 対 (タイマイと共通) で識別。

名前の由来

学名 Caretta caretta は属名と種小名が同じ「同名 (tautonym)」で、caretta は地中海地方のスペイン語・フランス語の方言「カメ」に由来する。1758 年に Linnaeus が Testudo caretta として記載した後、Rafinesque (1814) が現在の属名 Caretta を設立した。和名「アカウミガメ」は背甲の赤褐色から。

興味深い特徴

地磁気の方向と強度を読み取って外洋回遊する能力が実験的に確認された最初のウミガメ種で、孵化直後の幼体は北大西洋環流に乗って数年〜十数年「ロストイヤーズ (失われた歳月)」と呼ばれる外洋生活を送る。雌は産卵のため約 2 週間間隔で 3〜5 回上陸し、1 回あたり 100〜120 個の卵を産む。

明日使えるうんちく

日本の屋久島・愛知では「赤亀放流」が地域文化として根付き、孵化した稚亀の放流イベントが観光資源化している。ただし科学的には人為的放流は生残率と自然選択への影響が議論されており、近年は自然孵化見守り型の保全に移行している。北太平洋個体群は日本固有の遺伝集団で、回遊先のメキシコ沖まで衛星追跡で確認されている。

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基本情報

学名

Caretta caretta

学名(カナ)

カレッタ・カレッタ

英名

Loggerhead sea turtle

英名(カナ)

ロガーヘッドシータートル

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