概要
生態と外見
有鱗目ボア科の大型のヘビで、全長 2〜3 m 級 (亜種・個体群により差が大きい)。褐色の地に背中央に並ぶ濃色の鞍型 (サドル) 模様を持ち、尾に近づくほど赤みを帯びる個体が多い。中南米の熱帯林・サバンナ・乾燥林まで幅広い環境に生息し、待ち伏せ型で哺乳類や鳥類を絞め殺して捕食する無毒のヘビ。
他分類との違い
ニシキヘビ科が主に卵を産む卵生であるのに対し、本種を含むボア科の多くは卵を体内で孵化させて子を産む卵胎生 (胎生に近い繁殖) である点で対照的。同じ大型の締め付け型でも、ニシキヘビ科とは別系統の旧世界・新世界の分布の違いを持つ。コブラ科やクサリヘビ科のような毒は持たない。
名前の由来
学名 Boa constrictor の Boa はラテン語で大型のヘビを指す語に、constrictor はラテン語「締め付けるもの」に由来し、獲物に巻きついて締め殺す習性を表す。和名・通称「ボアコンストリクター」は学名をそのまま音写したもので、ヘビの中でも学名がそのまま通称になった珍しい例。
興味深い特徴
獲物に巻きつくと、獲物が息を吐くたびに締め付けを強め、血流を止めて短時間で仕留めると考えられている。卵胎生で母体内で発生を進めた子を産むため、寒冷な高地や乾燥地でも繁殖しやすい。骨盤や後肢の痕跡 (蹴爪) を体側に残し、これは雄が交尾時に雌を刺激するのに使う。
明日使えるうんちく
体色や模様の変異が大きく、飼育下で多彩な品種 (モルフ) が作出されてペットとして人気がある。学名がそのまま英名・和名として通用する数少ない動物の一つとして知られる。
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基本情報
学名
Boa constrictor
学名(カナ)
ボア・コンストリクトル
英名
Boa constrictor
英名(カナ)
ボアコンストリクター
大きさ
2〜3 m(全長)
寿命
20〜30 年
食性
肉食(哺乳類・鳥類)
生息環境
熱帯林・サバンナ・乾燥林
分布
中南米
見られる施設
施設情報は施設別ページから確認できます。
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