生態と外見
フグ目フグ科に属する大型のフグで、全長 1.2 m に達するフグ類最大級の種である。灰色やオリーブ色の体に、白く小さな斑点が星のように一面に散らばるのが特徴で、皮膚にうろこはなく細かいとげに覆われている。インド洋から太平洋の浅い海のサンゴ礁や岩場・砂地にすみ、貝・甲殻類・サンゴなどを食べる。
他分類との違い
同じフグ科のなかでも飛び抜けて大きく成長する点で際立つ。多くの魚がうろこをもつのに対し、本種を含むフグの仲間はうろこをもたず、危険が迫ると水や空気を吸い込んで体を大きくふくらませて身を守る。
名前の由来
属名 Arothron はギリシャ語に由来するとされる。種小名 stellatus はラテン語で「星をちりばめた」という意味で、体一面の白い斑点を星に見立てたもの。和名「モヨウフグ」は、体の模様 (もよう) が目立つフグ、という意味でつけられている。
興味深い特徴
体の卵巣などに、神経に作用するテトロドトキシンという強い毒をもち、これが天敵から身を守る役割を果たしている。危険を感じると水を一気に吸い込み、とげを立てた風船のようにふくらんで、敵が飲み込みにくいようにする。
明日使えるうんちく
おとなしい性格で、サンゴ礁をゆったりと泳ぐ姿が水族館でも人気がある。フグ類最大級まで育つため、幼魚のかわいらしい姿と成魚の堂々とした姿の両方が楽しめる。