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ダチョウ(ダチョウ)

Struthio camelus

概要

生態と外見

ダチョウ目ダチョウ科の現生最大鳥類で、雄は体高 2.1〜2.8 m・体重 100〜160 kg 級、雌はやや小型 (体重 90〜110 kg 級)。雄は黒色羽に白い風切羽と尾羽、雌は灰褐色全体。長い首と 2 本指の脚 (走鳥類で唯一の 2 趾) が特徴。アフリカのサバンナ・半砂漠に分布し、地上歩行・走行に完全特化して飛翔能力を失っている。雑食性で植物・昆虫・小動物を採食。IUCN レッドリストでは Least Concern (LC) 評価。

他分類との違い

他の走鳥類 (Palaeognathae) のヒクイドリ・エミュー・キーウィと比べ、最大体格で 2 趾足を持つ点で識別される (他は 3 趾以上)。現在はアフリカ大陸に固有で (20 世紀までアラビア半島亜種 S. c. syriacus が存在)、南米のレア Rhea、オセアニアのエミュー Dromaius・ヒクイドリ Casuarius とは別科だが、いずれも飛翔能力を二次的に失った共通祖先から派生する Palaeognathae 古顎類グループに属する。

名前の由来

学名 Struthio camelusstruthio はギリシャ語で「ダチョウ」、camelus は「ラクダ」を意味するラテン語で、長い首と砂漠耐性 (脚の角質化) からラクダに例えた古代の呼称が起源。和名「ダチョウ」は中国語「駝鳥 (タチョウ)」の音写で、駝はラクダの意。

興味深い特徴

最高走行速度は時速 60〜70 km 級で、鳥類最速の走行能力を持つ。地上歩行特化により胸骨の竜骨突起 (鳥類飛翔筋の付着部) が退化し、Palaeognathae の名 (古い顎) は口蓋骨の原始的構造に由来する。卵は鳥類で最大 (重量 1.4〜1.9 kg) で、雌雄が交代で抱卵する。日中は雌、夜間は雄が抱卵する役割分担が観察される。

明日使えるうんちく

「ダチョウは危険時に頭を砂に埋める」という俗信は誤りで、実際には砂浴び中の姿勢や卵を確認する低姿勢を見間違えた誤解とされる。市販されているダチョウ卵は通常 1 個でニワトリ卵 20〜25 個分の中身を含む。皮革は「オーストリッチレザー」として高級品扱い、羽毛も装飾用に古代エジプト〜現代まで利用されてきた。

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基本情報

学名

Struthio camelus

学名(カナ)

ストルティオ・カメルス

英名

Ostrich

英名(カナ)

オーストリッチ

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