概要
生態と外見
食肉目ハイエナ科の小型の哺乳類で、頭胴長 55〜80 cm 級。黄褐色の体に黒い縦縞が走り、背中にたてがみ状の長い毛をもつ。アフリカ東部・南部のサバンナや草原に生息し、夜行性で、もっぱらシロアリを舌でなめ取って食べる。
他分類との違い
ハイエナ科に属するが、ブチハイエナなどが骨まで噛み砕く強いあごをもつのに対し、本種は小さく特殊化した頬歯をもち、シロアリ食に特化している。アードウルフ属は本種一種のみからなる。外見はジャッカルやキツネにも似るが、たてがみと縞模様、シロアリ食の生態で区別される。
名前の由来
学名 Proteles cristata の属名はギリシャ語で「前のほうが完全な」といった意味とされ、前肢の指が五本あることにちなむ。種小名 cristata はラテン語で「とさかのある」を意味し、背のたてがみにちなむ。英名 Aardwolf はアフリカーンス語で「土のオオカミ」を意味し、和名「ツチオオカミ」もこれを直訳したもの。
興味深い特徴
幅広く粘り気のある舌で、一晩に膨大な数のシロアリをなめ取る。特定の種類のシロアリを好み、その兵隊アリが出す化学物質に耐性をもつと考えられている。歯はシロアリ食に合わせて小さくなり、犬歯だけは身を守るために残っている。
明日使えるうんちく
縄張りを示すために、肛門近くの腺から分泌物を草の茎などにこすりつけてマーキングする。危険を感じると背中のたてがみを逆立てて体を大きく見せ、相手を威嚇する。
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基本情報
学名
Proteles cristata
学名(カナ)
プロテレス・クリスタタ
英名
Aardwolf
英名(カナ)
アードウルフ
大きさ
55〜80 cm(頭胴長)
体重
8〜12 kg
食性
食虫(主にシロアリ)
活動時間帯
夜行性
生息環境
サバンナ・草原
分布
アフリカ東部・南部
見られる施設
施設情報は施設別ページから確認できます。
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