概要
生態と外見
メジロザメ目メジロザメ科の中型のサメで、全長 2〜3 m 級。背面が鮮やかな藍青色、腹面が白色で、細長い体と長い胸びれを持つ。世界中の温帯〜熱帯の外洋に広く分布し、長距離を回遊する代表的な外洋性のサメ。イカや小魚を主に食べる。
他分類との違い
同じメジロザメ科の沿岸性の種と比べ、本種は外洋を回遊する遊泳性が強く、細身で長い胸びれを持つ点が際立つ。ホホジロザメ (ネズミザメ科) のような頑強な体つきと異なり、本種はスリムで、長距離の遊泳に適した流線型の体を持つ。
名前の由来
学名 Prionace glauca の Prionace はギリシャ語 prion (のこぎり) + akis (先端) に由来するとされ、glauca はラテン語・ギリシャ語で「青みがかった灰色の」を意味し、特徴的な青い体色を表す。和名「ヨシキリザメ」は、ひれの形を植物のヨシ (葦) を切る鎌に見立てた等の説がある。英名 Blue shark も青い体色に由来する。
興味深い特徴
世界の海を大きく回遊することで知られ、大西洋では海流に乗って数千 km 規模の移動をする個体が標識調査で確認されている。多くのサメと同様、卵を体内で孵化させて子を産む胎生に近い繁殖様式 (胎盤を持つ胎生) をとり、一度に数十匹もの子を産むことがある。
明日使えるうんちく
外洋性で漁業の延縄に多くかかるため、世界で最も漁獲・混獲されるサメの一つとされる。鮮やかな青色は生きている間だけのもので、死ぬと急速に色あせる。長い胸びれと細身の体は、餌の少ない外洋を省エネで長距離移動するのに適していると考えられている。
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基本情報
学名
Prionace glauca
学名(カナ)
プリオナケ・グラウカ
英名
Blue shark
英名(カナ)
ブルーシャーク
大きさ
2〜3 m(全長)
寿命
15〜20 年
食性
肉食(イカや小魚)
生息環境
外洋(回遊性)
分布
温帯・熱帯の外洋(世界中)
見られる施設
施設情報は施設別ページから確認できます。
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