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ニホンザル(ニホンザル)

Macaca fuscata

概要

生態と外見

オナガザル科マカク属の中型霊長類で、体長 50〜60 cm・尾長 7〜12 cm (短尾)・体重 8〜18 kg 級 (雄が大型)。雄雌とも赤色の顔と臀部の裸出皮膚を持ち、体毛は灰褐色で密生する。本州・四国・九州・屋久島まで分布し、北限の青森県下北半島は非ヒト霊長類の世界最北分布として知られる。雑食性で果実・葉・芽・昆虫・甲殻類を食べ、海岸域では海藻も採食。IUCN レッドリストでは Least Concern (LC) 評価で、屋久島亜種 M. f. yakui と本土亜種 M. f. fuscata の 2 亜種に分類される。

他分類との違い

同属のアカゲザル Macaca mulatta と比べ、尾が短く (アカゲザルは体長の 1/3〜1/2 程度)、顔と臀部の赤色がより鮮やかな点で識別される。オナガザル科の他属 (ヒヒ属 Papio・グエノン属 Cercopithecus 等) と異なり、ニホンザルを含むマカク属は頬袋を持ち食物を一時貯蔵できる点が特徴。

名前の由来

学名 Macaca fuscatafuscata はラテン語「暗褐色の」を意味し、体毛色を指す。属名 Macaca はポルトガル語/コンゴ語 makaku (サル) に由来。和名「ニホンザル」は分布が日本固有であることから明治期に和名として定着、それ以前は単に「サル」「猿」と呼ばれた。

興味深い特徴

幸島 (宮崎県) の研究グループで 1953 年に観察されたサツマイモの水洗い行動と海水での味付けは、非ヒト霊長類の文化的伝播 (cultural transmission) の研究史的事例として広く引用される。長野県地獄谷の温泉入浴行動も 1963 年以降観察され、寒冷地適応の文化的行動として知られる。

明日使えるうんちく

群れ社会は母系で構成され、雌は生まれた群れに留まり雄は思春期に他群へ移籍する (philopatry)。順位は厳格に世代継承され、母親の順位が娘に引き継がれる。寿命は野生で 25〜30 年、飼育下では 30 年超の記録がある。

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基本情報

学名

Macaca fuscata

学名(カナ)

マカカ・フスカタ

英名

Japanese macaque

英名(カナ)

ジャパニーズマカク

見られる施設

施設情報は施設別ページから確認できます。

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