メインコンテンツへ移動
Zoobrary
ACCEPTED NAME

ウェッデルアザラシ(ウェッデルアザラシ)

Leptonychotes weddellii
動物界脊索動物門哺乳綱食肉目PhocidaeLeptonychotesウェッデルアザラシ

基本情報

学名

Leptonychotes weddellii

学名(カナ)

レプトニュコテス・ウェッデリイ

英名

Weddell seal

英名(カナ)

ウェッデルシール

生態と外見

アザラシ科ウェッデルアザラシ属の中型〜大型鰭脚類で、体長 2.5〜3.3 m・体重 400〜600 kg 級 (雌が雄と同程度かやや大型、アザラシ科中型種で広く見られる傾向)。体色は灰青色〜暗灰色の地に淡い斑紋が散在し、腹側はやや淡い。頭部は丸く小さく、口吻は短い。南極大陸周辺の定着氷 (fast ice) 帯に分布し、流氷ではなく大陸沿岸の固定氷下を主な生息環境とする鰭脚類で最も南極寄りに分布する種。魚類・イカを採食。IUCN レッドリストでは Least Concern (LC) 評価。

他分類との違い

同所的に分布するヒョウアザラシ Hydrurga leptonyx・カニクイアザラシ Lobodon carcinophaga・ロスアザラシ Ommatophoca rossii と比べ、定着氷下の通気孔を切歯と犬歯で開ける行動を持ち、流氷帯ではなく固定氷帯を利用する点で識別される。歯の摩耗が顕著で、寿命の限界要因の一つとされる。

名前の由来

学名 Leptonychotes weddelliiLeptonychotes はギリシャ語 leptos (細い) + onyx (爪) で「細い爪を持つ」、種小名 weddellii は 1822〜1824 年に南極海を探検したスコットランドの捕鯨家 James Weddell (1787-1834) に献名された。和名「ウェッデルアザラシ」は学名そのままの音写。

興味深い特徴

潜水能力が極めて高く、定着氷下の探索潜水で 600〜800 m まで潜り、最大 80 分超の潜水時間記録がある (Burns et al. 2008)。氷下を長距離移動する際は記憶した通気孔の位置に正確に戻る帰巣行動を示し、視覚以外の方向定位能力 (磁気感覚・音響反射等) が議論されている。

明日使えるうんちく

南極基地 (米マクマード基地等) の周辺で繁殖個体群が長年研究されており、Erebus 湾の個体群は 1968 年以降世代追跡が継続している世界有数の長期個体群研究対象。雌の繁殖年齢・産仔数・生存率データが鰭脚類で最も詳細に蓄積されている (Hadley et al. 2007, J Anim Ecol 76:448-458)。

この説明は役に立ちましたか?

見られる施設

施設情報は施設別ページから確認できます。

写真

写真はまだありません。

関連ニュース

関連ニュースはまだありません。

関連論文

関連論文はまだありません。