概要
生態と外見
食肉目イタチ科の中型肉食獣で、頭胴長 65〜105 cm 級、がっしりした体と太い四肢、ふさふさした尾をもつ。体毛は濃い茶色で、体側に淡い帯模様が走る。ユーラシアと北アメリカの北方林やツンドラに生息し、小動物から大型獣の死肉まで食べる。イタチ科では最大級の陸生種。
他分類との違い
同じイタチ科でも、本種は体が大きくがっしりしており、クマのような外見をもつ。アナグマ類より長距離を移動し、雪上を効率よく歩けるよう足が幅広い。歯とあごの力が非常に強く、凍った肉や骨まで噛み砕ける点も、同科の小型種と大きく異なる。
名前の由来
学名 Gulo gulo の Gulo はラテン語で「大食らい」を意味し、旺盛な食欲にちなむ。英名 Wolverine は「小さな狼」のような語感をもつが系統的には狼と無関係。和名「クズリ」は、本種を指す古い呼称に由来するとされる。
興味深い特徴
幅広い足が雪の上でかんじきのように働き、深い雪でも沈みにくく、ヘラジカなどの大型獣を雪に阻まれた状況で襲うことができる。余った餌を雪や岩の隙間に隠して保存し、冷涼な環境を天然の冷蔵庫のように利用する。
明日使えるうんちく
体の大きさのわりに行動圏が非常に広く、餌を求めて一日に数十 km を移動することもある。胸の淡い帯模様は個体ごとに異なり、個体識別の手がかりに使われる。
この説明は役に立ちましたか?
基本情報
学名
Gulo gulo
学名(カナ)
グロ・グロ
英名
Wolverine
英名(カナ)
ウルヴァリン
大きさ
65〜105 cm(頭胴長)
体重
オス 11〜18 kg / メス 6〜12 kg(雌雄差あり)
寿命
7〜12 年(野生)
食性
肉食(小動物から死肉まで)
生息環境
北方林・ツンドラ
分布
ユーラシア・北アメリカ北部
見られる施設
施設情報は施設別ページから確認できます。
写真
関連ニュース
関連ニュースはまだありません。
