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ハワイミミイカ(ハワイミミイカ)

Euprymna scolopes
動物界軟体動物門頭足綱SepiidaSepiolidaeEuprymnaハワイミミイカ

概要

生態と外見

ツツイカ目ミミイカ科 Euprymna 属の小型十腕類で、外套長 2〜3 cm・全長 4〜5 cm、体重 2〜5 g と極小。体形はずんぐりして外套後端に小さな耳状の鰭 (英名 bobtail の由来) を持つ。体色は黒褐色〜茶色。ハワイ諸島周辺の浅海 (水深 0〜30 m) の砂底に分布、日中は砂に潜って隠れ、夜間に小型甲殻類を採食する。

他分類との違い

同科のミミイカ Sepiola 属と異なり、Euprymna 属は分布が太平洋・インド洋に偏り、本種はハワイ固有。同じくサイズの小さなコウイカ類 (Sepiidae) と比べ、本種は cuttlebone を持たず軟体的な外套のみ。

名前の由来

学名 Euprymna scolopesEuprymna はギリシャ語 (良い・本物の) + prymna (船尾) で「丸みを帯びた美しい船尾」を意味し、ずんぐりとした外套後端形状に由来する。種小名 scolopes はギリシャ語 skólops (棘・尖り) に由来する (S.S. Berry 1913 記載)。和名「ハワイミミイカ」は分布と耳状鰭の特徴に由来。

興味深い特徴

腹側に共生発光器官 (light organ) を持ち、発光細菌 Aliivibrio fischeri (旧称 Vibrio fischeri、2007 年に属再分類) と特異的に共生する。夜間採食時に下方から差す月明かりに合わせて発光し、捕食者から見て影を消すカウンターイルミネーション (counter-illumination) を行う。本種と発光細菌の共生システムは宿主-共生体相互作用のモデル生物として分子発生生物学で重要 (McFall-Ngai & Ruby 1991 以降)。

明日使えるうんちく

寿命は約 80 日と極めて短く、孵化後 60 日で成熟・産卵し死亡する。共生細菌は親から子に直接受け継がれず、孵化幼生は海水中の発光細菌を新たに獲得する水平伝播 (horizontal transmission) 共生で、宿主-共生体相互認識 (lectin-LPS 認識) が分子レベルで詳細に解明されている。動物-細菌共生研究では代表的なモデル種として広く用いられる。

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基本情報

学名

Euprymna scolopes

学名(カナ)

エウプリュムナ・スコロペス

英名

Hawaiian bobtail squid

英名(カナ)

ハワイアンボブテイルスクイッド

大きさ

4〜5 cm(全長(外套長2-3cm))

体重

2〜5 g

寿命

80 年(単位は日・極めて短命)

食性

肉食(小型甲殻類)

活動時間帯

夜行性(日中は砂に潜る)

生息環境

砂底浅海(水深0-30m)

分布

ハワイ諸島周辺(ハワイ固有)

見られる施設

施設情報は施設別ページから確認できます。

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