概要
生態と外見
インド亜大陸から東南アジア・スリランカ・スマトラに分布するゾウ科で、体高 雄 2.5〜3.0 m・体重 雄 3,500〜5,000 kg 級・雌 2,500〜3,500 kg 級。アフリカゾウより小型で、耳は相対的に小さく頭部に「ふた瘤」状の隆起を持つ。雄の一部のみが牙を持ち、雌・牙のない雄 (tuskless) も多い。IUCN レッドリストでは Endangered (EN) 評価で、生息地分断と密猟が主要な脅威。
他分類との違い
アフリカゾウ属 (Loxodonta) と分岐したのは約 600 万年前と推定され、臼歯の咬合面 (ロゼッタ状 vs ひし形) で識別できる。雌雄ともに牙を持つアフリカゾウと異なり、アジアゾウでは雄の限られた個体のみが牙を発達させる。
名前の由来
属名 Elephas はギリシャ語 elephas で「象」、種小名 maximus はラテン語で「最大」の意で、命名当時はアジアゾウが世界最大の陸生動物と考えられていたことを反映する。和名「ゾウ」は中国語 xiàng (象) からの音写。
興味深い特徴
鼻の先端には突起 (finger) が 1 つあり (アフリカゾウは 2 つ)、これにより細かい物体把持の精度に差が出る。社会構造は母系で、母長個体 (matriarch) が数十年単位の経験記憶を持ち、乾期の水場発見等に重要な役割を果たす。
明日使えるうんちく
アジアゾウは古代インドの宗教・王権で神聖視され、サンスクリット叙事詩『マハーバーラタ』にも頻出する。バランス感覚と認知能力の高さから、自己鏡像認識テスト (mirror test) を passed する数少ない非霊長類の 1 種として知られる。
この説明は役に立ちましたか?
基本情報
学名
Elephas maximus
学名(カナ)
エレファス・マクシムス
英名
Asian Elephant
見られる施設
施設情報は施設別ページから確認できます。
写真
関連ニュース
関連ニュースはまだありません。
