概要
生態と外見
海牛目ジュゴン科の大型の海生哺乳類で、全長 2.5〜3 m 級。紡錘形のずんぐりした体と、三日月形に切れ込んだ尾びれが特徴。インド洋から西太平洋の暖かい沿岸の浅い海に生息し、海底に生える海草 (海産の種子植物) をもっぱら食べる完全な草食性。
他分類との違い
同じ海牛目のマナティ類とは尾びれの形で明確に区別され、本種の尾はイルカのように三日月形に分かれるのに対し、マナティの尾は丸いしゃもじ状である。また本種は海草を食べる海洋性に徹するのに対し、マナティは淡水にも進出し、より幅広い水草を食べる点で異なる。クジラ類とは別系統で、ゾウに比較的近縁とされる。
名前の由来
学名 Dugong dugon の「ジュゴン (dugong)」は、東南アジアの言葉で「海の貴婦人・人魚」に関わる呼称に由来するとされる。和名・英名ともこの呼称をそのまま用いている。古くから人魚伝説のもとになった動物の一つともいわれる。
興味深い特徴
口先が大きく下を向き、海底の海草を根ごとはむのに適した形をしており、食べたあとの海底には筋状の食み跡が残る。海草を主食とする哺乳類はごく限られ、海草藻場の環境と深く結びついた暮らしをしている。
明日使えるうんちく
水面に顔を出して呼吸しながらゆっくり海草を食む姿が、人魚の伝説を生んだとされる。子は長い期間母親に寄り添って育ち、母子の強い結びつきが知られている。
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基本情報
学名
Dugong dugon
学名(カナ)
ドゥゴン・ドゥゴン
英名
Dugong
英名(カナ)
デュゴン
大きさ
2.5〜3 m(全長)
体重
250〜400 kg
寿命
50〜70 年
食性
草食(海草)
生息環境
沿岸の浅い海(海草藻場)
分布
インド洋・西太平洋
見られる施設
施設情報は施設別ページから確認できます。
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