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ココノオビアルマジロ(ココノオビアルマジロ)

Dasypus novemcinctus
動物界脊索動物門哺乳綱被甲目DasypodidaeDasypusココノオビアルマジロ

概要

生態と外見

アルマジロ科ダシプス属の中型異節類で、体長 38〜58 cm・尾長 26〜45 cm・体重 2.5〜6.5 kg 級。背中・頭頂・尾は骨質の鱗甲板 (osteoderm) で覆われ、可動帯 (banded region) は通常 7〜11 帯 (中央値 9 帯) でこれが和名・英名の由来。腹面は柔らかい毛皮、四肢は短く強靭で大型の鉤爪を持つ。アメリカ大陸 (米国南部〜アルゼンチン北部) の幅広い環境に分布、新大陸異節類で唯一の北アメリカ進出種。雑食性で昆虫・小型動物・果実を採食。IUCN レッドリストでは Least Concern (LC) 評価。

他分類との違い

アルマジロ科の他属 (ミツオビアルマジロ属 Tolypeutes・ジャイアントアルマジロ属 Priodontes 等) と比べ、本属 Dasypus は分布が最も広く北上した属で、可動帯数と中型体格が識別形質。ミツオビアルマジロのように球状に丸まる完全防御姿勢は取れず、危険時は穴に逃げ込むか急速に地面を掘って身を隠す戦略を取る。

名前の由来

学名 Dasypus novemcinctusDasypus はギリシャ語「毛深い足」(本来は別動物を指したが本属に転用された)、種小名 novemcinctus はラテン語「9 つの帯を持つ」で可動帯数に由来 (実際は 7〜11 帯と変異あり)。英名・和名「ココノオビ (9 帯)」もこの可動帯数に由来。属名 Dasypus は本来兔状の動物名であったが、リンネが本属に転用した経緯がある。

興味深い特徴

哺乳類で稀な多排卵性一卵性多胎 (polyembryony) を示し、1 個の受精卵が分裂して 4 つの胚を生じ、毎産遺伝的に同一な 4 つ子を産む。これにより自然界に多数の遺伝的クローンが存在する珍しい例。本種はらい菌 Mycobacterium leprae の数少ない非ヒト感受性動物の一つで、ハンセン病研究のモデル生物として医学研究に用いられる。

明日使えるうんちく

地球温暖化に伴う分布北上が観察され、20 世紀初頭は米国テキサスのみだった分布が現在は中部・東部 (オクラホマ・カンザス・イリノイ等) まで拡大している。河川を渡る際には肺と消化管に空気を貯めて浮力を得て泳ぐ、または息を止めて川底を歩いて渡る、という 2 つの戦略が知られる。

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基本情報

学名

Dasypus novemcinctus

学名(カナ)

ダシプス・ノウェムキンクトゥス

英名

Nine-banded armadillo

英名(カナ)

ナインバンディッドアルマジロ

見られる施設

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