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フタユビナマケモノ(フタユビナマケモノ)

Choloepus didactylus

概要

生態と外見

フタユビナマケモノ科フタユビナマケモノ属の中型異節類で、体長 58〜70 cm・体重 4〜8 kg 級。長く粗い灰褐色〜淡褐色の体毛 (毛溝に共生藻類が育ち緑がかった外観)、前肢に 2 本・後肢に 3 本の鉤爪を持つ。南米北部 (ベネズエラ・コロンビア・エクアドル・ペルー北部・ブラジル北部) の熱帯雨林林冠に分布、ほぼ完全樹上生活。葉食を中心とした植食性で、極めて低代謝。IUCN レッドリストでは Least Concern (LC) 評価。

他分類との違い

ナマケモノ類のもう 1 つの現生科ミユビナマケモノ科 Bradypus と比べ、前肢の指数 (フタユビは 2 本、ミユビは 3 本) で識別される。両科は外見が似るが系統的には約 3,000 万年前に分岐した別系統で、樹上生活への適応は独立に獲得された平行進化の例とされる。フタユビナマケモノ科は夜行性傾向が強く、ミユビナマケモノ科より体格がやや大型。

名前の由来

学名 Choloepus didactylusCholoepus はギリシャ語 cholos (跛行) + pous (足) で「跛行する足」、種小名 didactylus は「2 本指の」を意味する。英名 Linnaeus's two-toed sloth はカール・フォン・リンネが 1758 年に命名したことに因む。和名「フタユビナマケモノ」は前肢の指数に由来。

興味深い特徴

体温調節は変温的傾向が強く (異節類の中で代謝率最低水準)、外気温に応じて体温が 24〜35℃ で変動する。消化は極めて遅く、1 食の消化に約 1 ヶ月を要する。週 1 回程度しか排泄せず、その際に樹冠から地上へ降りる行動が観察され、共生藻類・蛾類の繁殖機会との関連が議論される。

明日使えるうんちく

体毛の毛溝に生息する共生藻類 (Trichophilus 属など) は本種に緑がかったカモフラージュ色を与え、捕食者からの隠蔽効果を持つ。さらに毛溝にはナマケモノ専属の蛾類 (Bradypodicola spp.) が生息し、生態系として「動く生息地」を形成する。長寿で野生 20 年・飼育下 40 年超の記録がある。

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基本情報

学名

Choloepus didactylus

学名(カナ)

コロエプス・ディダクテュルス

英名

Linnaeus's two-toed sloth

英名(カナ)

リンネズツートウドスロース

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