学名
Asiahesperornis bazhanovi
生態と外見
白亜紀後期のカザフスタンから産出した、絶滅した潜水性の鳥類ヘスペロルニス類の一種。ヘスペロルニス類は歯を持つ大型の潜水鳥で、後肢を使って水中を泳いだと考えられる。化石は四肢などの断片に基づく。
他分類との違い
ヘスペロルニス類は飛行能力を失い、後肢を推進力とする潜水に特化した白亜紀の海鳥群で、顎に歯を持つ点が現生鳥類と大きく異なる。本種はアジア (カザフスタン) 産である点が分類学的に注目される。
名前の由来
属名 Asiahesperornis は「アジアの Hesperornis」を意味し、近縁の北米産属 Hesperornis との地理的対比を示す。種小名 bazhanovi は研究者への献名である。
興味深い特徴
ヘスペロルニス類は翼が著しく退縮し、現生のカイツブリやアビ類に似た足こぎ潜水を行っていたと考えられている。歯を持つ潜水鳥として中生代の海洋生態系を特徴づける存在である。
明日使えるうんちく
白亜紀の海には、歯を持ち翼を退化させて足だけで潜るペンギンならぬ「歯のある潜水鳥」が泳いでいた。
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