施設の特徴
浜名湖体験学習施設ウォットの特徴
浜名湖・都田川・遠州灘の生きものを一館で見る
浜名湖体験学習施設ウォットは、浜名湖を中心に、上流の都田川、外海の遠州灘までをつなげて見せる体験型水族館です。浜名湖は淡水と海水が混じる汽水湖で、魚類だけでも約570種、エビ類約65種、カニ類約110種など、多様な生きものが確認されている水域。館内では大小約50の水槽に、代表的な約200種を展示しています。ドチザメ、ネコザメ、トラフグ、オオグソクムシといった遠州灘の生物から、スズキ、トゲノコギリガザミ、アカメ、アユ、アミメハギ、カエルアンコウ、マダコ、アカクラゲまで、浜名湖ならではの汽水・沿岸生物を幅広く見られるのが魅力です。
川から湖、外海へ進むように展示をたどる
展示方法の特筆点は、浜名湖だけを切り取るのではなく、水の流れに沿って生きもののすみかを理解できる構成です。受付後に現れる渓流水槽では、都田川を上流・中流・下流へ下るように、アマゴ、ニジマス、アユ、ウナギ、ギンブナ、クロダイ、ウロハゼなどを展示。水量120トン、深さ5mの大水槽では、サメ、エイ、ウツボなど浜名湖・遠州灘の大型魚をゆったり観察できます。さらに岩場や砂地、漁業対象種などテーマ別の個水槽、季節ごとの企画展示、魚の形を手で確かめる立体造形まであり、見る・読む・触れるを組み合わせて浜名湖の生態系を学べます。
ニホンウナギの露地池と研究施設を見られる
繁殖・飼育の観点で注目したいのは、静岡県水産・海洋技術研究所浜名湖分場に併設されていることです。2階からは研究施設の水槽実験棟を見学でき、そこでは主にウナギの研究が行われています。屋外の「うなぎの池」は、浜名湖周辺の地下水を利用した露地池で、ガラス窓越しに数百匹のニホンウナギが群れる様子を観察できる展示。全国的にも珍しいウナギ展示として紹介されることがあり、浜名湖の名産を“食材”ではなく、生きものとして見直せる場になっています。ウナギの給餌解説や大水槽のランチタイムでは、飼育員の説明を通じて、餌の食べ方や魚の行動まで知ることができます。
ふれあいと実験で、浜名湖を体感する
ウォットの生物展示は、眺めるだけで終わりません。横から手を入れても水がこぼれない不思議なふれあい水槽では、魚との距離がぐっと縮まり、中庭のタッチプールでは浜名湖の生きものを直接観察できます。2階の開放実験室では、カニ、エビ、ヒトデ、クラゲ、タコなど小さな生きものや透明標本も展示され、体のつくりに目を向けられます。浜名湖サイエンスや浜名湖探検隊のような学習プログラムでは、アサリ、アマモ、エビ・カニなどをテーマに、汽水湖の環境をより深く学べるのも特徴。静岡県下最大の湖である浜名湖を、魚・水辺・研究・ふれあいの四方向から理解できる水族館です。
