施設の特徴
池田動物園の特徴
国内でも希少な鳥と白いトラに出会える、岡山県の歴史ある動物園
池田動物園は、1953年開園の歴史をもつ、岡山県内で唯一の日本動物園水族館協会所属動物園です。哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類まで幅広く飼育しており、アミメキリン、ホワイトタイガー、レッサーパンダ、チンパンジー、ブチハイエナ、コツメカワウソ、ニッポンツキノワグマ、マゼランペンギンなどに出会えます。特にフジイロボウシインコは、国内の動物園で飼育しているのは同園だけと紹介されている希少な鳥です。メキシコに生息するインコの仲間で、藤色の頭頂部、赤い前頭部、緑色の体、黄色を帯びた羽など、名前以上に色彩豊かな姿を観察できます。ホワイトタイガーも、ベンガルトラの白変種として飼育下で維持される特別な存在で、白い体色だけでなく、水を好むトラらしい行動にも注目できます。
近さと目線の高さで、動物の体のつくりを感じる展示
展示方法の魅力は、動物との距離が近く、顔、口、鼻、手足の動きまで見やすいことです。岡山市の紹介でも、動物の目や鼻、口の形をすぐ近くで観察できる点が池田動物園の特徴として挙げられています。アミメキリン「サンタロウ」では、同じ目線の高さに近づけるデッキから観察できる企画があり、首の長さ、顔の大きさ、採食の様子を立体的に感じられます。さらに、キリンのフィーダーはあえて餌を取りにくくすることで、食べる時間を長くし、長い舌を使う動きを見せる工夫がされています。ふれあい広場ではヒヨコやモルモットなど小さな動物の温かさを感じられ、レッサーパンダやホワイトタイガーの食事風景を見られるごちそうタイムも、生きものの食べ方や反応を観察する機会になっています。
繁殖・救護・教育を通して、命をつなぐ取り組みを伝える
繁殖・飼育面では、レッサーパンダの「しずく」が池田動物園生まれとして紹介されており、竹の葉やリンゴを器用につかんで食べる姿を通して、個体ごとの暮らしを身近に知ることができます。大型動物ではキリンの体重計測や食事管理、鳥類では感染症対策に応じた展示・ふれあいの調整など、日々の健康管理も発信されています。さらに同園は、岡山県自然環境課からの委託で岡山県鳥獣保護センターを運営し、県内の傷病鳥獣の受け入れ、治療、リハビリ、野生復帰、鳥獣保護の普及啓発に取り組んでいます。展示動物を見せるだけでなく、野生で傷ついた鳥や動物を救い、地域の生物多様性を考える入口をつくっている点が、池田動物園ならではの大きな魅力です。
