施設の特徴
室戸ドルフィンセンターの特徴
室戸ドルフィンセンターは、イルカとの距離の近さを主役にした体験型の施設です。高知県東部の観光情報では、現在4頭のイルカが来館者を迎える施設として紹介されており、公式サイトでも日々のトレーニングタイムやふれあいプログラムを通して、イルカの動きや反応を間近で見られることが示されています。大型水槽に多種の魚を並べる水族館ではなく、イルカという高い知能と社会性をもつ哺乳類に向き合い、体のつくり、呼吸、ジャンプ、サインへの反応、個体ごとの性格の違いを観察することに特化しているのが最大の個性です。室戸市がかつて捕鯨で栄えた地域であることも、鯨類と人との関わりを考える背景になっています。
展示方法の特徴は、観客席からショーを眺めるだけでなく、プールサイドや水中でイルカと同じ空間に近づけることです。餌やり体験では、イルカが餌を受け取る動きや口元、体表を近くで観察でき、トレーナー体験では写真や映像を用いたレクチャーのあと、実際にサインを出してイルカの行動を引き出します。ドルフィンスイムでは、専属トレーナーのもとでイルカと泳ぎ、背びれにつかまる体験や水中での動きを通じて、泳ぐ速さや体の力強さを実感できます。高知県内の水族館的施設の中でも、展示水槽を「見る」より、生きものの行動に来館者が参加する見せ方を前面に出している点が際立ちます。
繁殖実績を大きく打ち出す施設ではありませんが、飼育面では、ふれあいを成立させるためのトレーニングと個体管理が重要な技術になっています。公式サイトでは、イルカとのふれあいは人にとってだけでなくイルカにとっても良いものであるべきだとし、イルカに負担がかからないよう心がけて飼育していることが説明されています。餌を受け取る、体に触れられる、サインに反応する、人と並んで泳ぐといった行動は、健康状態の確認、信頼関係づくり、日々の観察があって成り立つものです。さらに室戸市は、発達障害児等へのイルカ介在活動プログラムにも取り組む施設として紹介しており、単なるレジャーではなく、人と鯨類が安全に関わる方法を積み重ねている点も室戸ドルフィンセンターならではの魅力です。
