施設の特徴
長崎鼻パーキングガーデンの特徴
亜熱帯の園内で、鳥と小動物の表情を近くで見る動植物園
長崎鼻パーキングガーデンは、薩摩半島南端の長崎鼻で約50年続く動植物園です。主役になるのは、大型獣を遠くから眺める迫力ではなく、リスザル、キツネザルなどのサル類や、コンゴウインコ、白鳥、エミュー、フラミンゴ類、モルモット、ヤギなど、動きやしぐさを近距離で観察しやすい動物たちです。鹿児島県の観光情報でも「薩摩半島最南端の動植物園」として紹介されており、南国的な植物景観の中で鳥類や小動物を見られる点は、指宿・南薩エリアらしい個性になっています。
放し飼いに近い展示と、ふれあいで行動が見える
展示方法の特徴は、公式情報でも強調されている「なるべく自然に近い形」での飼育展示です。亜熱帯植物が茂る園内で、鳥や小動物がケージ越しに整列しているだけでなく、コンゴウインコを手に乗せる、白鳥やヤギに餌をあげるといった距離の近い体験を通して、くちばしの使い方、羽づくろい、採食の仕草、人への反応などを観察できます。口コミでも、インコとのふれあいやヘビを首に巻く体験、モルモットとの接触体験に触れる声があり、見るだけの動物園というより「動物の反応を読みながら向き合う」展示に魅力があります。
ショーに表れる、馴致と飼育管理の技術
繁殖実績を大きく打ち出す施設ではありませんが、飼育面では、動物ショーやふれあいを成立させる日常的な馴致・健康管理が見どころです。公式の動物ショーでは、コンゴウインコが芸を披露するインコショーや、小さなラットが演技する「ネズミのチュー学校」が案内されています。インコの飛翔・バランス感覚・学習能力、ラットの高い訓練適性を、ただ説明で聞くのではなく行動として見られるのが面白いところです。観光サイトでも動物とのふれあいやショーが人気とされており、飼育員と動物の関係性そのものが展示の一部になっています。
開聞岳と東シナ海を望む立地は景観として語られがちですが、この施設では南国植物の多い環境が、サル類や鳥類の展示と結びついています。人工的な屋内展示ではなく、少し野趣のある園内を歩きながら、鳥の声、羽の色、動物の移動や採食を探していく体験は、整った大型園とは違う魅力です。珍しい希少種を大量に集めるタイプではなく、動物との距離の近さと、表情・習性に出会う偶然性を楽しむ動植物園といえます。
