施設の特徴
松江フォーゲルパークの特徴
国内最大級の花温室と、中国地方唯一のハシビロコウ
松江フォーゲルパークは、花と鳥を同時に主役にした、山陰エリアでも個性の際立つ植物園です。約8,000平方メートルの花の展示温室「センターハウス」では、ベゴニア、フクシア、ペラルゴニウムなど約1,500品種・1万株以上の花を展示し、国内最大級の花温室として通年で華やかな景観をつくっています。鳥類では、ケープペンギン、フクロウ、オオハシ、ショウジョウトキなど約90種類・約400羽を飼育展示。なかでもハシビロコウは中国地方で唯一の展示とされ、花の量感だけでなく、鳥類展示の希少性でも訪れる価値があります。
花の中を歩き、鳥の行動を近くで見る展示構成
展示方法の魅力は、植物と鳥を別々に眺めるのではなく、温室や回廊を進むうちに自然と両方の世界へ入り込める点です。花の展示温室では、頭上や壁面まで広がる花々を包まれるように観賞でき、水鳥温室や熱帯鳥温室では、オオハシ、トキ、水鳥、ペンギンなどを比較的近い距離で見られます。鳥の種類ごとに歩き方、羽ばたき、採食のしぐさが異なるため、単に「きれいな鳥を見る」だけでなく、行動の違いを観察しやすい構成です。屋根付き回廊で各エリアがつながるつくりも、花と鳥の展示を連続した体験として見せる工夫になっています。
通年満開を支える栽培管理と、鳥の状態を優先する飼育
松江フォーゲルパークの技術的な見どころは、約1,500品種・1万株以上の花を、季節や天候に左右されにくい状態で咲かせ続ける栽培管理にあります。大規模な温室を一年中華やかに保つには、温度、湿度、光、植え替え、開花状態の調整が欠かせず、植物園としての専門性が展示そのものを支えています。鳥の展示でも、ふれあいやショーを行いながら、鳥たちの体調や状態によって内容を調整する運営が見られます。来園者との距離が近い施設だからこそ、鳥のコンディションを優先する飼育姿勢が重要な魅力です。
ショーやふれあいで、生きものの動きを体感できる
ペンギンのお散歩、フクロウショー、タカやワシが飛ぶバードショーなど、鳥の行動を目の前で見られるプログラムも充実しています。ケープペンギンの歩く姿、フクロウの静かな飛翔、猛禽類の力強い飛び方は、体のつくりや生態の違いを直感的に伝えてくれます。さらに、鳥へのエサやりや腕乗せ体験など、展示を見るだけでは分かりにくい重さ、くちばしの動き、羽の近さを感じられる機会もあります。花の美しさを背景に、鳥の姿・行動・飼育の工夫まで楽しめる点が、松江フォーゲルパークならではの生物体験です。
