施設の特徴
阿蘇カドリー・ドミニオンの特徴
世界のクマを中心に観察できるふれあい動物園
阿蘇カドリー・ドミニオンは、世界に生息するクマやチンパンジーをはじめ、約60種350頭の動物を飼育する、熊本県阿蘇市の動物園です。なかでも主役はクマで、ベアバレーではニホンツキノワグマやヒマラヤグマなど複数種のクマをまとまった数で観察できます。体の大きさ、顔つき、毛色、立ち上がったときの姿勢、前肢の使い方などを見比べられるため、「クマ」という一語ではくくれない多様性がよく伝わります。九州ではここでしか体験できないと案内されるこぐまとのふれあいもあり、成獣の迫力と幼獣の成長段階を同じ施設で知れる点が大きな個性です。
ベアバレーとふれあい展示で行動を近くに引き出す
展示方法の魅力は、動物をただ遠くから眺めるのではなく、行動を近くで観察できる仕掛けにあります。ベアバレーでは、クマたちの暮らす空間を上から見渡せるガラスの橋や、冬眠穴を思わせる「くまの洞窟」などを通して、歩く、立つ、手を使う、食べ物を求めるといった行動を立体的に見られます。カピバラの池、ペンギンの滝、チンパンジー学習の森なども、動物の食べ方や水中での動き、知的な反応を見せる構成です。アニマルパフォーマンスやみやざわ劇場では、ハリスホーク、ニホンザル、ペンギンなどの身体能力や学習能力を引き出し、ふれあいと観察をつなげている点が特徴です。
こぐまの成長と体調に合わせた飼育管理
繁殖・飼育面では、こぐま広場の運営に、成長段階と動物の状態を重視する姿勢が表れています。公式情報では、ツキノワグマの赤ちゃんが生後2か月頃から1歳になるまでの成長記録が紹介され、月齢によって体の大きさや人との関わり方が変わることが示されています。ふれあい体験も、幼い赤ちゃんぐまは撮影のみ、1歳のこぐまは抱っこ可能といったように、成長に応じて内容を変える運用です。さらに、体験やショーは動物の体調や天候によって変更される場合があるとされ、来園者の楽しさだけでなく、動物側の負担を見ながら接触機会を調整していることがわかります。クマの迫力、幼獣の育ち、ふれあいの距離感を通して、飼育の裏側まで感じられる動物園です。
