施設の特徴
AOAO SAPPOROの特徴
札幌のまちなかに現れる、自然への入り口
AOAO SAPPOROは、札幌中心部の複合施設「moyuk SAPPORO」内にある都市型水族館です。テーマは「生命のワンダー みえないものがみえてくる」。大きな海獣ショーや巨大水槽で圧倒するタイプではなく、ペンギン、クラゲ、チンアナゴ、ヘコアユ、水草水槽、植物展示、デジタルアートなどを通して、生きものの細かな動きや水の世界の不思議をじっくり観察する構成になっています。狸小路商店街に面したビルの4〜6階に広がる施設で、買い物や街歩きの途中に、突然“水辺の時間”へ入っていけるのが大きな魅力です。
ペンギンとネイチャーアクアリウムを間近に観察
生物展示で特に目を引くのは、キタイワトビペンギンとフェアリーペンギンです。キタイワトビペンギンは、岩場を跳ねるように移動する習性を近くで見られる展示になっており、陸場の形を変化させられるブロック状の展示システムも特徴的です。フェアリーペンギンは世界最小のペンギンとして知られ、北海道内では初の常設展示と紹介されています。熱帯植物が茂る「GREEN ROOM」で暮らす姿は、水族館でありながら小さな植物園を歩くような雰囲気もあります。
展示方法では、「ネイチャーアクアリウム」も大きな見どころです。水草や石、流木を使って水中景観をつくり、魚やエビ、微生物が関わり合う“生きている水槽”を観察できる日本発祥の展示スタイルで、AOAO SAPPOROでは世界で3か所目の常設展示施設として紹介されています。図書館のように水槽と本を並べた「LIBRARY AQUARIUM」では、生きものの特徴ごとに観察ポイントをたどれるため、チンアナゴやヘコアユのような人気種も、姿の面白さだけでなく暮らし方まで見えてきます。
昼も夜も過ごせる、くつろぎ型の水族館
体験プログラムとしては、スタッフの飼育管理や生きものの食事の様子を見られる「ワンダータイム」が用意されています。チンアナゴが砂から体を伸ばして餌を食べる様子、ヘコアユが逆さ向きのまま餌をとる様子、ペンギンの健康管理や食事、デジタルアート空間に実物大のクジラが現れる演出など、展示を眺めるだけでなく“その瞬間の行動”に出会えるのが魅力です。17時以降は館内が月明かりのような雰囲気に変わり、寝ている生きものの姿や静かな水辺の空気を楽しめる点も、都市型水族館らしい楽しみ方です。
口コミでは、ペンギンやクラゲの展示、バックヤードをあえて見せるつくり、チンアナゴやヘコアユなど写真に残したくなる生きもの、落ち着いたカフェのような過ごしやすさがよく言及されています。館内にはベーカリー&バーがあり、全フロアで飲食しながら水槽を眺められるため、短時間で回る観光施設というより、好きな水槽の前でひと息つく“滞在型”の水族館という印象です。札幌の街中で、学び、癒し、夜の観光までゆるやかにつなげてくれる、新しいタイプの水族館です。
