施設の特徴
小諸市動物園の特徴
県内最古の園で出会う、個性が見える動物たち
小諸市動物園は、1926年開園の長野県内最古、国内でも5番目に古い歴史を持つ動物園です。2026年4月現在、哺乳類20種120点、鳥類12種24点、爬虫類など8種29点、合計40種173点を飼育しています。大型動物を数で見せる園ではなく、2001年生まれのメスライオン「ナナ」、8羽で暮らすフンボルトペンギン、滑空する夜行性哺乳類のムササビ、日本のシカの地域差を感じられるヤクシカなど、種ごとの生態や暮らし方の違いを近い距離で見比べられるのが魅力です。
行動を観察しやすい「崖上のペンギン村」
展示方法で特に印象的なのが、フンボルトペンギンのための「崖上のペンギン村」です。水中の動きを見られるビューイングシェルターがあり、陸上で立つ姿だけでなく、群れで泳ぐペンギン本来の動きを観察しやすくしています。さらに、ペンギンやムササビの様子はライブ配信でも公開されており、園内での観察に加えて、時間帯によって変わる行動にも触れられます。県内最古の小さな動物園が、昔ながらの距離の近さに、デジタル観察を組み合わせている点も小諸市動物園らしい特徴です。
個体の暮らしに寄り添う飼育と体験
2026年の100周年リニューアルでは、プレーリードッグ、アルパカ、チンチラが新たに仲間入りし、ムササビやウサギを含むエリアも更新されました。プレーリードッグの巣穴を使った集団生活、チンチラの砂浴び、アルパカの毛並みや体温管理など、かわいらしさの奥にある生態や飼育上の工夫を見つけやすい構成です。繁殖実績を大きく打ち出す園ではありませんが、高齢のライオン「ナナ」の体調に合わせた展示判断や、小諸産の鹿肉を飼料に活用する取り組みなど、一頭一羽の状態に寄り添う飼育が見えます。ペンギンのもぐもぐタイム、ヤギ・ヒツジ・ポニーのえさやり、ケヅメリクガメとのふれあいも、動物をただ見るだけでなく、食べ方や動き方、飼育員との関わりから生きものを知る入口になっています。
