施設の特徴
富士サファリパークの特徴
希少種と大型動物を一度に観察できるサファリ型動物園
富士サファリパークは、富士山麓の広い環境を生かし、クマ、ライオン、アムールトラ、チーター、アジアゾウ、キリン、シロサイ、アメリカバイソンなどをゾーンごとに展示する、日本最大級のサファリパークです。なかでも注目したいのが、2026年3月時点で国内4施設のみが飼育するゴールデンターキン。中国三大珍獣のひとつとされ、ワシントン条約付属書Ⅱに掲載される希少なウシ科動物で、富士サファリパークではオス・メス2頭を飼育しています。さらに、野生下の生息数が少ないアムールトラ、体重1.5〜2t級のシロサイ、40cmほどの舌で葉を巻き取るキリンなど、体の大きさや生態の違いがはっきり見える動物がそろっている点も魅力です。
車・バス・徒歩で行動の見え方が変わる展示
展示方法の核は、動物の暮らすエリアへ人が入っていくドライブスルー型の観察です。サファリゾーンはクマ、ライオン、トラ、チーター、ゾウ、一般草食、山岳草食の各ゾーンに分かれ、動物を檻の前で見るのではなく、車やバスで移動しながら群れ方、休み方、歩き方を観察できます。ジャングルバスでは金網越しにクマやライオンへ給餌でき、動物との距離は約20cm。さらにスーパージャングルバスは天井部分も金網張りで、公式に「日本で初めて」とされる頭上からの観察が可能です。顔、舌、肉球、息づかいまで見える角度は、通常の動物園展示では得にくい体験です。
赤ちゃんの誕生と希少種保全を伝える飼育の現場
繁殖・飼育面では、サファリゾーンとふれあいゾーンの双方で赤ちゃんの誕生が継続的に紹介されています。2026年にはシマウマ、アメリカバイソン、ライオン、ベネットワラビー、ウサギ、ムフロンの赤ちゃん情報が公開され、母親の後をついて歩くシマウマ、育児嚢から顔を出すワラビー、温度管理された室内で過ごすライオンの双子など、種ごとに異なる子育ての様子を観察できます。加えて、ゴールデンターキンについては、生息域外保全として「種の保存」に取り組む姿勢が明記されています。迫力ある展示だけでなく、希少動物を将来につなぐ飼育の役割まで見えてくる動物園です。
