施設の特徴
岩手サファリパークの特徴
シロオリックスや大型獣を間近に見る「天空のサバンナ」
岩手サファリパークは、「天空のサバンナ」を掲げる岩手県一関市のサファリ型動物園です。アフリカライオン、ベンガルトラ、チーターといった肉食獣に加え、アミメキリン、シマウマ、アジアゾウ、アカカンガルー、ヤクなど、体格や食性の異なる動物を広い草原型エリアで見られます。なかでもシロオリックスは、長さ1mを超えることもあるサーベル状の角をもつウシ科動物で、野生個体は絶滅したともいわれる希少な存在です。岩手県内で、こうした大型草食獣と肉食獣をサファリ形式でまとめて観察できる点は、この園ならではの強い個性です。
車窓から群れと接近するサファリ展示
展示方法の魅力は、動物の生活圏に人が入っていくような観察体験です。草食動物放し飼いエリアでは、キリンやシマウマ、シロオリックス、アダックスなどが車やサファリバスの近くまで寄ってきて、首の伸ばし方、角の使い方、群れで動く距離感を間近に見せてくれます。肉食獣放し飼いエリアでは、ライオンやトラ、チーターを車内から観察でき、檻の前に立つ展示とは違って、寝そべる、歩く、こちらを見返すといった行動の迫力が伝わります。どうぶつランドにはカピバラ・ペンギン館、サルのふれあい広場、フラミンゴショーもあり、大型獣の緊張感と小型動物の近距離観察を一度に味わえる構成です。
体調管理を優先したふれあいと飼育の工夫
繁殖・飼育面では、派手な研究実績を前面に出す園というより、動物の状態を見ながら距離の近い体験を成立させる飼育管理が特徴です。ゾウの村では、ラオスから来たゾウにえさを手渡したり、背中に乗って歩く体験が用意されていますが、実施は動物の体調や天候に左右されることも明記されており、ふれあいを優先しすぎない運用が見えます。シロオリックスでは子どもを見られる貴重さが紹介され、ヨザルではオスが子育ての多くを担うという生態も案内されています。来園者が「かわいい」「近い」と感じる体験の裏側で、餌の与え方、接触の制限、個体ごとの体調確認が積み重ねられている動物園です。
