概要
生態と外見
南北アメリカ大陸 (メキシコ南部からアルゼンチン北部) に分布する西半球最大のネコ科で、体長 1.1〜1.85 m・体重 雄 90〜120 kg 級・雌 60〜80 kg 級。ヒョウに似たロゼッタ斑だが、ジャガーは斑の中央に小黒点を持つ点で区別できる。熱帯雨林・草原・湿地帯を好み、半水生で泳ぎが上手い。IUCN レッドリストでは Vulnerable (VU) 評価 (2018 年に NT から引き上げ) で、生息地分断と密猟が主要な脅威。
他分類との違い
Panthera 属で最も「がっしりした」体格を持ち、相対的に短い四肢と頑強な頭蓋・顎で他の大型ネコと区別される。ヒョウより一回り大きく、ライオンと違って単独性、トラと違って新大陸に分布する。
名前の由来
学名の種小名 onca はトゥピ語起源と考えられ、和名「ジャガー」も同様にトゥピ語 yaguara (「他のすべての動物を一撃で殺すもの」の意とされる) から英語経由で伝わった呼称。
興味深い特徴
ネコ科の中で特異的に、頭蓋骨を直接噛み砕いて獲物を仕留める習性が報告される。咬合力は体重比でネコ科最大級とされ、カイマンやアルマジロの硬い甲羅も貫通する。メラニスティック (黒変型) は「ブラックパンサー」と通称される個体群で、ロゼッタが透けて見える。
明日使えるうんちく
アステカ文明やマヤ文明では神聖獣として扱われ、戦士階級「ジャガー戦士」のシンボルとなった。現代の遺伝学研究では、Panthera 属内で最初にトラが分岐し、その後ジャガー・ライオン・ヒョウの系統が分かれたと推定されている。
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基本情報
学名
Panthera onca
学名(カナ)
パンテラ・オンカ
英名
Jaguar
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