概要
生態と外見
ツメバケイ目ツメバケイ科の中型の鳥で、全長 60〜70 cm 級。とさかのような冠羽、青い顔と赤い目、茶色と黄褐色の体が特徴。南アメリカのアマゾン川流域などの川沿いの茂みに生息し、もっぱら葉を食べる珍しい鳥である。
他分類との違い
多くの鳥が消化の速い果実や種子・昆虫を食べるのに対し、本種は葉を主食とし、それを発酵分解するため、ウシのように前部の消化管 (素嚢) で微生物発酵を行う独特のしくみをもつ。この発酵消化を行う鳥はほとんどおらず、本種を際立たせている。系統的な位置は長く議論されてきた特異な存在である。
名前の由来
学名 Opisthocomus hoazin の属名はギリシャ語で「後ろに髪のある」を意味し、後方に伸びた冠羽にちなむ。種小名と英名・和名の「ホアツィン (ツメバケイ)」は、現地の呼称や、ひなの翼にある爪 (つめ) にちなむとされる。
興味深い特徴
ひなは翼の指に小さなかぎ爪をもち、危険を感じると水に飛び込み、爪を使って木によじ登って巣に戻るという、現生鳥類では珍しい行動を見せる。発酵消化のため独特のにおいを放つことから、現地では「臭い鳥」の異名で呼ばれる。
明日使えるうんちく
葉の発酵で重い消化器をもつため飛ぶのは得意でなく、短い距離をぎこちなく飛ぶ程度である。ひなの翼の爪はかつて太古の鳥との関連で注目されたが、現在では本種が独自に発達させた特徴と考えられている。
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基本情報
学名
Opisthocomus hoazin
学名(カナ)
オピストコムス・ホアジン
英名
Hoatzin
英名(カナ)
ホアツィン
大きさ
60〜70 cm(全長)
体重
0.7〜0.9 kg
食性
葉食(主に葉)
活動時間帯
昼行性
生息環境
川沿いの茂み
分布
南アメリカ(アマゾン川流域)
見られる施設
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