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タンチョウ(タンチョウ)

Grus japonensis

基本情報

学名

Grus japonensis

学名(カナ)

グルス・ヤポネンシス

英名

Red-crowned crane

英名(カナ)

レッドクラウンドクレーン

生態と外見

ツル目ツル科の大型ツルで、体長 1.4〜1.5 m・翼開長 2.2〜2.5 m・体重 7〜10 kg 級。白い体に黒い風切羽と頸部、頭頂部の赤色裸出皮膚 (繁殖期に充血して鮮紅色) が特徴。北海道東部の釧路湿原などで留鳥として繁殖する集団と、ロシア沿海地方〜中国東北部で繁殖し朝鮮半島〜中国東部で越冬する大陸個体群に大別される。湿原・河川敷で雑食性 (魚類・両生類・甲殻類・水草・穀類)。IUCN レッドリストでは Vulnerable (VU) 評価で、世界推定個体数 3,000 羽前後とツル類で最少水準。

他分類との違い

同属 Grus 内のマナヅル G. vipio・ナベヅル G. monacha と比べ、頭頂赤斑が最も鮮やかで翼の黒色域が次列風切に集中する点で識別される。コウノトリ科 (Ciconiidae) と外見が似るが、飛行時に頸を伸ばす点はツル科共通の特徴で、コウノトリも頸を伸ばすため飛翔姿だけでは区別しづらく、嘴の形状 (タンチョウは細長く尖る) と鳴き声で判断する。

名前の由来

学名 Grus japonensisjaponensis は「日本産の」を意味するラテン語で、初の標本記載が江戸期の日本産個体に基づくことに由来する。和名「タンチョウ (丹頂)」は頭頂の朱赤色裸出部を「丹 (に)」と表現した古名で、平安期文献にもすでに用例が見える。

興味深い特徴

繁殖期のディスプレイ「鶴の舞」は雌雄が向かい合って跳躍・羽ばたき・嘴を上向ける一連の動作で、ペアボンドの形成と維持に重要な役割を持つ。釧路個体群は給餌により越冬地集中が起こり 1950 年代の数十羽から 1,800 羽超に回復したが、感染症リスクと遺伝的多様性の低下が課題として議論されている。

明日使えるうんちく

寿命は野生で 30 年超、飼育下で 70 年に達する記録がある長寿の鳥として知られる。「鶴は千年」の俗信源と推測されるが、これは長寿の象徴的表現で実年齢ではない。古来から日本の家紋・絵画・婚礼の意匠として用いられ、特別天然記念物 (1952 年指定) に指定されている。

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