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ニシツノメドリ(ニシツノメドリ)

Fratercula arctica

概要

生態と外見

チドリ目ウミスズメ科の小型の海鳥で、体長 28〜30 cm・体重 0.3〜0.5 kg 級。背面黒色・腹面白色で、繁殖期には嘴が赤・黄・青灰のカラフルな三色になり「海のオウム」とも呼ばれる。北大西洋・北極海沿岸の島嶼で集団繁殖し、繁殖期以外は外洋で過ごす。主な餌はイカナゴ等の小魚。

他分類との違い

同科のウミガラスやウミバトと比べ、本種は嘴が極端に高く幅広く派手な点で容易に識別できる。同属 Fratercula のツノメドリ F. corniculata (北太平洋) とは近縁だが分布域が異なり、本種は大西洋側に分布する。ペンギンと姿が似て見えるが、ペンギン目とは別系統で本種は飛翔能力を保つ点が決定的に異なる。

名前の由来

学名 Fratercula arcticaFratercula はラテン語で「小さな修道士」を意味し、黒白の羽衣を修道服に見立てた呼称とされる。arctica は「北方の・北極の」を表す。和名「ニシツノメドリ (西角目鳥)」は、目の上の角状の小突起と西側 (大西洋) に分布することに由来し、英名 Atlantic puffin は分布域を表す。

興味深い特徴

派手な三色の嘴は繁殖期だけのもので、繁殖が終わると外側の装飾的な部分が脱落して地味な小ぶりの嘴になる。嘴の縁の構造により一度に多数の小魚をくわえたまま次々と捕らえることができ、嘴いっぱいに魚を並べて巣へ運ぶ姿がよく知られる。海中では翼を羽ばたかせて「飛ぶ」ように泳いで魚を追う。

明日使えるうんちく

繁殖嘴の鮮やかな色は紫外線下で蛍光を発することが報告されており、求愛時の信号として働く可能性が議論されている。岩の隙間や巣穴で繁殖し、雛は巣立ち時に夜の海へ単独で飛び立つ。アイスランドなどでは古くから食料・羽毛の利用対象でもあり、近年は観光資源としても重要になっている。

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基本情報

学名

Fratercula arctica

学名(カナ)

フラテルクラ・アルクティカ

英名

Atlantic puffin

英名(カナ)

アトランティックパフィン

大きさ

28〜30 cm(体長)

体重

0.3〜0.5 kg

寿命

15〜25 年

食性

肉食(イカナゴ等の小魚)

活動時間帯

昼行性

生息環境

沿岸の島嶼・外洋(繁殖期は島嶼)

分布

北大西洋・北極海沿岸

見られる施設

施設情報は施設別ページから確認できます。

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