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コイ(コイ)

Cyprinus carpio

概要

生態と外見

コイ目コイ科の淡水魚で、全長 60〜120 cm・体重 5〜30 kg 級、最大記録 1.5 m 級。背面オリーブ褐色〜暗緑色、腹面黄白色で、上唇に 2 対の口ヒゲを持つ (1 対は短く、1 対は長い)。原産は中央アジア〜東欧 (黒海・カスピ海流域) と推定され、現在は世界各地に養殖・放流で広く分布。雑食性で水生植物・水生昆虫・甲殻類・他魚卵等を摂る。IUCN レッドリストでは Vulnerable (VU) 評価 (原種野生個体群限定、養殖系統は対象外)。

他分類との違い

近縁のキンギョ Carassius auratus と並ぶコイ科代表種だが、本種は口ヒゲ 2 対を持つ (キンギョにはない)。中国産ハクレン Hypophthalmichthys molitrix・ソウギョ Ctenopharyngodon idella 等の中国四大家魚と同科だが食性と形態で異なる (本種は底層雑食、ソウギョは中層植食)。

名前の由来

学名 Cyprinus carpioCyprinus はギリシャ語 kuprianos (キプロス島の) に由来し、女神アフロディテに捧げられた島の魚を表す。carpio は古高ドイツ語 karpfo (コイ) のラテン語化。和名「コイ (鯉)」は古朝鮮語起源説と「来 (こ) い」と人によく寄ってくることに由来する説がある。

興味深い特徴

養殖種として世界最古級の歴史を持ち、中国で紀元前 5 世紀の養殖記録 (范蠡の名を冠する『養魚経』が伝わる) がある。日本では江戸期から錦鯉の選抜育種が始まり、新潟県山古志地方を中心に紅白・大正三色・昭和三色など現在 30 品種以上が確立している。錦鯉は「泳ぐ宝石」として国際的に高値取引される。

明日使えるうんちく

寿命は野生で 20〜40 年、飼育下 100 年超の記録あり (日本「花子」が 226 歳との伝承は鱗の年輪測定によるが議論あり)。北米・オーストラリアでは外来種として在来魚を脅かす侵略的種として駆除対象となっており、養殖と侵略性の両面が議論される代表的存在。皮を干した「鯉皮」は新潟・長野の郷土食材として今も使われている。

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基本情報

学名

Cyprinus carpio

学名(カナ)

キュプリヌス・カルピオ

英名

Common carp

英名(カナ)

コモンカープ

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