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ナイルワニ(ナイルワニ)

Crocodylus niloticus

概要

生態と外見

ワニ目クロコダイル科の大型ワニで、雄は全長 4.0〜5.0 m・体重 300〜500 kg 級 (最大記録 6.4 m)。背面はオリーブ褐色〜暗緑色で、若齢個体は鮮明な縞模様を持つ。アフリカのサハラ以南全域の河川・湖沼・湿地に広く分布し、シカ類・ヌー・水牛等の哺乳類とナマズ等の魚類を捕食する頂点捕食者。雌雄差は明確で雌は雄の 2/3 程度。IUCN レッドリストでは Least Concern (LC) 評価。

他分類との違い

同科のイリエワニ Crocodylus porosus (世界最大の現生ワニ) と比べやや小型で、吻部がより太短く頑丈。アメリカアリゲーター Alligator mississippiensis (アリゲーター科) と比べ、口を閉じた時に下顎の第 4 歯が外側に露出する (アリゲーター科は上顎に隠れる) こと、吻部が V 字状 (アリゲーターは U 字状) で識別。古代エジプトの神 Sobek の象徴で、宗教文化と密接に関わってきた。

名前の由来

学名 Crocodylus niloticuscrocodylus はギリシャ語 krokodeilos (蜥蜴) のラテン語化で、Herodotos の『歴史』に既出。niloticus は「ナイル川産の」を意味する。和名はそのまま地名から。

興味深い特徴

雌は産卵 (砂中に 25〜80 個の卵) 後、約 90 日の抱卵期間中に巣を防衛し、孵化時には雛の鳴き声に応答して砂を掘り上げ、口に咥えて水辺へ運ぶ。ワニ目で広く観察される子育て行動の代表例で、爬虫類の親性行動研究の重要対象。鼻と耳の弁が水中で閉じる構造により完全水中潜伏が可能で、目と鼻孔だけ水面に出した「ストーキング (待ち伏せ)」狩りを得意とする。

明日使えるうんちく

ナイルワニはアフリカで毎年推定数百人の人的被害を出す危険動物で、河岸での水汲み・洗濯時の襲撃が主な原因。古代エジプトでは Sobek 神殿でミイラ化された個体が多数発見されており、神格化と実用利用 (皮革・肉) が並存していた。咬合力は約 22,000 N (5,000 lbf) と推定され、現生動物では最強水準。

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基本情報

学名

Crocodylus niloticus

学名(カナ)

クロコディルス・ニロティクス

英名

Nile crocodile

英名(カナ)

ナイルクロコダイル

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